
新たな資本主義精神とは、
まず、国民が国家に頼らない精神のことです。
「自分の生活は、自分で支える」 という、人間としてごく当たり前
の基本を守っている国民、
守ろうとしている国民が多いほど、豊かになります。
それは、中国と台湾の歴史をみれば明らかです。
同じ中国語を話すのに、経済力に差が出ました。
それは何で生まれたかと言うと、
共産主義教育をしたか、自由主義教育をしたかの違いです。
50年経って、1人あたりの国民所得を見ると、
豊かさに雲泥の差が出ました。
韓国と北朝鮮の経済格差についても同様です。

イギリスの全盛期も、日本の明治維新前後から、大正デモクラシー
の時代にかけての時期も、自助努力や知恵を大切にする精神を
持っていたそうです。
戦後の日本が発展したのも、教育が効いたからです。
教育で経済における信用力がつきました。
信用力とは、ミスがないことです。
日本では、工場で製品をつくる時に、返品がほとんどありません。
設計や、製造ライン、施工、販売、流通と、しっかりしている
からです。
納期もきっちり守ります。
世界一のレベルなんです。
仕事の詰めができているからです。
仕事そのものは誰でもできるのですが、それを一定の時間で
一定のレベルに持っていけるかどうかは、教育の差で出ます。
読み・書き・そろばん(計算)ができる人と、できない人
では同じ仕事を与えても1時間でできる仕事は違います。



にほんブログ村